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海外に10年在住後帰国。2020年に男の子のたーくんを養子に迎えました。子育てと普段の生活を面白おかしくつづります。
アルメニアに行こう~7
2006年11月11日 (土) | 編集 |
久々やってきたアルメニアへ行こう~、です

前回までのお話はこちらへ

今回書くのはアルメニアの首都エレバン滞在最終日

国際会議出席のために訪れたエレバンでしたが、飛行機の関係で会議の後に丸1日フリータイム。この日は他の会議出席者とエレバン郊外の遺跡巡りに出かけました

でも、今日行くところはバスでは時間かかるか行くのが難しそう。ということでみんなでタクシーを借りることに。英語の通じない国ですが、旧ソ連だったのでロシアが通じます。ロシア語が話せるLさんに交渉してもらうことになりました

以下タクシーの運ちゃんとの会話を雰囲気から意訳

Lさん:「丸1日で○○ドルでどうだい

運ちゃん:「ええええ、それはあまりにも安すぎますがな

Lさん:「いやー、問題ないでしょ。よし!これで決定!ね?ね?

運ちゃん:「ううう、わかりましたよ

かなり運ちゃん気の毒そうでした

確か丸1日チャーターして2、30ドルかもうちょっとぐらいだったか

ともあれ我々は最初の目的地ホルビラップ修道院に向かいました

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アルメニアへ行こう~6
2006年09月25日 (月) | 編集 |
虐殺博物館見学の後は、フランス人研究者と別れて市街散策へ向かいました

そこで地下鉄で移動したのですが、エスカレータが共産圏にあるようにやったら長いので(ヘルシンキも長い)、写真を撮ろうとカメラを構えていたら、エスカレータを動かす係りの人がこちらに近寄ってきました(そんなものがあるのかわからないけどエスカレータの下にボックスがあってそこにいた人が出てきたので、そう仮定してみる

怒られる!

そう覚悟していたら...

「ねえねえ、私も一緒に写真を撮ってよ!」

は?

なんか知りませんが、エスカレータのところで二人で記念写真....

写真を送って欲しいのかと思えば、何も聞かれずに職場に戻っていきました...

なんだったんだろうなあ

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アルメニアへ行こう~5
2006年09月23日 (土) | 編集 |
マテナダラン見学の後は、フランス人研究者と虐殺博物館なるものに行きました

虐殺博物館といっても、どこぞかにあるような拷問博物館とかみたいな類ではなく、アルメニアの歴史に深く関係した博物館です

オスマントルコ帝国時代、アルメニア人はトルコ領内に多く住んでいました。しかしながら、オスマン帝国はこれらアルメニア人に迫害を加えたとされています。1度目は19世紀末に、2度目は20世紀初頭のアルメニア人の強制移住に伴うものです。特に、2度目の迫害には多くの犠牲者が出て、これを組織的・計画的殺害とみなすグループつまりアルメニア側からは「虐殺」と名づけられ、あくまで移住に伴う(疲労や怪我、病気による)犠牲であると解釈する現在のトルコは虐殺ではないと主張しています。この見解の違いから、現在でもこの両国家の国境が接しているにもかかわらず国交は開かれていません

どちらが真実なのかは未だに論争中なんだそうです。ポイントは強制移住という名の虐殺指令だったのかどうかってことみたいですが、はっきりしないみたいです。それゆえに、ナチスのユダヤ人虐殺、日本軍による南京大虐殺と呼ばれるものと違って、それほど知られていないのかもしれません

そんなわけで、虐殺と捉えているアルメニアにはこのような博物館があるわけです

で、その博物館へと向かったわけですが....


わかりにくい!


フランス人のおっさんとどこにあるのか右往左往

道を聞いてみても英語が通じない場合が圧倒的に多く、ガイドブックを見せながら身振り手振りで道を教えてもらいます

なんとか到着したその場所がここであります

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内部の写真は禁止ということなんで、概観だけとなっております。入場は無料で英語、フランス語、ドイツ語のガイドがつきます(おいら達のときはなぜかフランス語)(自分で自由に見ても構わない)

中の展示物は、犠牲者の写真、実際に犠牲者がなくなっている様子、それを模写した絵など....広島の原爆博物館に似た雰囲気でしょうか....。かなりくらーい雰囲気です

これらの資料を見ると本当に虐殺なんではないかと見えます。実際に、1次、2次の迫害で100万人だかといわれるアルメニア人が亡くなったので「強制移住とかで死んでしまったんだから仕方ない」と(現トルコ政府が)言い訳するには苦しい気がします

少なくとも、欧州はアルメニアには同情的らしく、責任を迫る欧州にトルコが態度を硬化させているという現状みたいです。

でも確かにEUに入りたいと主張しているトルコはこの件についてなんらかの決定をしなければならないとおいらは思います

トルコ領内には、アルメニア人が聖なる山とあがめるアララト山があります。アルメニア人はどのような気持ちでこの山をいつも眺めているのでしょうか

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アルメニアへ行こう~4
2006年09月22日 (金) | 編集 |
アルメニアでの会議の最終日。この日は午前でプログラムが終わり、午後からフリータイム

しかも、毎日飛行機がプラハに飛んでないもんだから、あさってまで待たないといけない始末

まあ、のんびりアルメニアライフを楽しみましょうか

そんな暇をもてあました参加者達で向かった先がここ古文書博物館のマテナダランです

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ここはその名の通り古文書を集めて展示しているところです

そして博物館の前には、あのへんちくりんなアルメニア文字を発明したといわれるメスロプ・マシュトツの像が鎮座しております

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こちらが博物館内部です

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さてさて、その気になるアルメニア文字ですが、しっかりと飾ってありました

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なんじゃこら

この文字って1500年前ぐらいに発明されて、今もほとんど変わっていないってんだからすごいですねえ

もうちょっとはっきりと見たい方はこちらをどうぞ

日本語の古書もおいてありました

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ほくさい

一緒に来た他の参加者に

「なあなあ、これお前読めるだろ?なんと書いてあるのか訳してくれよ

と言われて四苦八苦になって適当に訳しましたよ

この博物館、それほど広いってわけではないので、見学はすぐに終了

時間にあまった我々の次の目的地は....

虐殺博物館!?

うーん、怖そうなところだ

続く


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アルメニアへ行こう~3
2006年09月21日 (木) | 編集 |
皆さん、長らくお待たせいたしました

アルメニアへ行こう~シリーズ再開です

かなり間が開いてしまい前の話を覚えていらっしゃらないかと思いますので、よろしければ以下の記事をもう一回読んでみて下さい

アルメニアへ行こう~1
アルメニアへ行こう~2

要約は以下のような感じです

「2003年8月、国際会議参加のために意気揚々とアルメニアに乗り入れたまーらいおん一向。しかし、あまりのハードなフライトスケジュールのために初日の午前中の発表からすっとばす始末。しかも、アルメニアはほとんど英語が通じない国だった!果たしてまーらいおんのアルメニア滞在は無事に終わるのか!?」

かなり脚色入っていますがね

今回は前回の続きです

会議では、すでに1回遠足を行っているのですが、もう一回遠足をやるというなんとも参加者へのサービス旺盛な企画満載の会議となっています

してその2回目の遠足の場所ですが....

セバン湖

ってところです。って、この名前を聞いただけで

「あ~、あの場所ね

とわかる人はほとんどいないと思います

このセバン湖は、海に面していないアルメニアにとって貴重な水遊びの場所なのです

では、みんなれっつごー


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アルメニアへ行こう~2
2006年05月23日 (火) | 編集 |
アルメニアはプラハに住んでいるときに行ったのだが、実はプラハから直行便があったりする。

でも出発は夜中の11時とか言うとんでもない時間

んで、アルメニアの首都エレバンには朝の4時とかに到着

アルメニア入国にはビザがいりますが、これは空港で直接取れるので大丈夫

ビザの係官がおいらのパスポートを見て一言。

係官:「おお、日本人かー

さすがにここでは日本人は珍しいようです

空港からは会議主催者の用意した車で一路ホテルへ。

さて、出席する会議は到着した日の午前から始まるけど、そんな時間に到着したおいらとボス、その他何人かの参加者は見事に寝過ごしてしまいました

プラハからの便は週に2便しかないので、当日到着の飛行機に乗らざるを得なかったんですよね

会議初日の後に、ホテルの周りを少しお散歩

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会議の2日目だか3日目は午後からエレバン近郊のゲガルド修道院とガルニ神殿に遠足に行きました

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アルメニアへ行こう~1
2006年05月20日 (土) | 編集 |
題名は「アルメニアに行こう~」となっていますが、今から行くわけではないです

これは、2003年に国際会議で行った時のお話です

ってかアルメニアってどこなの?

って思う方がほとんどのはず

場所については、こちらなどご覧下さい

コーカサス3カ国って呼ばれている国の一つで、グルジア、アゼルバイジャン、トルコ、イランと接しています

はい、では次の疑問は「首都はどこか?」ですね

アルメニアの首都は....
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