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海外に10年在住後帰国。2020年に男の子のたーくんを養子に迎えました。子育てと普段の生活を面白おかしくつづります。
タリン買出し紀行
2005年07月31日 (日) | 編集 |
昨日日引き続き観光である。N氏の強い希望でタリンに行くことになったが、私はタリンには一度「くま?」君と行っている(旅行記パート1パート2パート3)。ということで、今度の目的のメインは

買出し

である。タリン観光報告は後日することとして、今日は購入物の紹介。

なんでタリンで買い出しかというと、

エストアニの方がはるかに物価が安い

からである。その証拠に、タリンからヘルシンキの船には、アルコールや食料品を買込んだフィンランド人でいっぱいである。前回タリンから戻るときにびっくりである。2ダースも入ったビールを3ケースも4ケースも買って、こいつら何やねん!と思ったが、私もやってしまいました。これで私も立派なフィンランド人です。

119_1970.jpgこれが今回の購入物。まあ、重かったこと重かったこと。半分は市場で、半分は港近くのスーパーで購入。市場はタリン駅に隣接した市場。歩き方に書いてあるカダカ市場はもうないので注意。さて、もう少し詳しく見てみましょうか~。

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ヘルシンキ観光その N
2005年07月30日 (土) | 編集 |
今日は共同研究者のN氏とヘルシンキ観光です。といっても、最初の方だけ同行して後はN氏には自由行動にしてもらいました。

20050730232935.jpgまずは、腹ごなしに近所の喫茶店 EKBERG で朝ごはん。N氏はモーニングセット、私は、コーヒーとバゲットである。モーニングはビュフェ形式で、昼の12時までで、月~金は8.50ユーロ、土曜日は12ユーロなり。ビュフェにはミルクで茹でたおかゆもあって少しびっくり。確かに、フィンランドでは朝に食うと聞いたことがある。

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ザリガニパーティー
2005年07月29日 (金) | 編集 |
夏、日本で夏といえば、すいか、そうめん...すっきりしたものが多いですね。

しかし!

フィンランドで夏といえば

ザリガニ

なのです。ザリガニって日本では汚い沼とかにいる生き物ですねー。そんなもん食えるかって思いますよねー。でもフィンランドでは、この時期多分一番贅沢な物なんです!これは究極のメニュー担当者まーらいおんとしては食さねばなりますまい。

20050730001219.jpgストックマンでも目立つショーウインドウにザリガニコーナーを設置。これは本腰を入れてますなー。


20050730000815.jpgザリガニ君は地下一階の食品売り場に売っています。今回は試しということで3匹購入。「おじさん!生きのいいザリガニね!」というか実は調理済み。後は、殻ごと頭からバリボリと剥いて食べるだけとのこと。お値段は3匹でなんと11.70ユーロ。ザリガニの分際で随分と高いじゃねえか~。


そして家でN氏と食す。はさみの部分やとげが手に刺さって痛い。ザリガニの最後の抵抗である。おらおらおとなしくしねえか~。はさみの部分はあまり身がない。メインは本体。まずは尻尾部分からである。殻を剥いて中身を食べる。食感は

えびだな

しかし、えびほど歯ごたえはない。そしてえびほど身はない。続いて頭の部分の殻を剥いて食す。やはり身があまりないので、みそを吸って食べるという感じ。ちゅーちゅー。かにみそに味は近いかも。N氏も一つ食べようと挑戦。しかし、N氏は子供のときに取っていたザリガニのイメージがぬけきらないようで尻尾の部分のみを食すにとどまった。

まとめると味はおいしいと思いました。コストパフォーマンスは悪いが、かに、もしくはえび的な食感をフィンランドで楽しむというのが日本人としての最大のメリットかもしれません。

20050730001404.jpg最後にザリガニ君と記念写真。はい、ばんざーい。バリボリ....


banner_02.gifあ、フィンランドみーつけた。いつもクリックありがとうございます!

充実した一日
2005年07月28日 (木) | 編集 |
目標の非線形シグマ模型できました!って何言ってんだかって感じですが、今N氏とやっている仕事のお話です。多分、論文としてまとまります。私がいつまでスタックしたのが、議論して大きく進展いたしました。いやー、持つべきはできる共同研究者ですわ←オイ。

そして、今日はもう一つビックイベントがありました。

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ヘルシンキ高級レストラン Nokka
2005年07月27日 (水) | 編集 |
昨日は来客中のN氏のセミナーであった。夏休み中であったため出席者は私を含めて4人、しかもスタッフ無し。であるが、ストリング理論のポスドク二人がかなり質問をして、セミナーとしてはかなり盛り上がった。実際、1時間のセミナーは2時間になり、私も大いに勉強させてもらった。

そんなN氏をねぎらうべく、夜は接待である。セミナーの後、グループが接待するかどうかは大学によって異なるが、ここヘルシンキでは基本的にはやらず、招待した人個人が対応しているようだ。ここは私まーらいおんが接待せねばなりますまい。

IMG_1886.jpgさて、私の選択した場所は、ヘルシンキにあるフィンランド料理の高級レストラン「Nokka」である。Nokkaとはフィンランド語で鳥の嘴とか飛び出た部分という意味がある。この Nokka のある地区は「Katajanokka(カタヤノッカ)」と呼ばれており、その地名と関連があるのかもしれない。ちなみに「kataja」は針葉樹の一種であるが、この地区にそんな木は見た事がない。


予約を入れて、我々はレストランへ向かった。

そして「究極(まーらいおん)」と「至高(N氏)」の対決が始まった。
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イメージバトン
2005年07月26日 (火) | 編集 |
ヘルシンキャットの優雅な(?)生活の cawa-miu さんからイメージバトンなるものを受け取りました。前の方が与えたお題から連想される言葉を次の受け手にまわすというシステムのようです。

これまで、

「教室→料理→愛情→PEACE→写真撮影→光線→瞳→力→猫→家族→お宝→シーサー→ムーミン」

と来たとのこと。

ってわけでテーマはムーミンです。お宝→シーサーの流れが謎だな。

さて、ムーミンから連想するもの、ムーミンから連想するもの....。うーん、なんだ~。

そういえば、麻雀漫画「ギャンブラー自己中心派」にムーミンに似たキャラクターがいたなあ。かなーり古い漫画なので年がばれますが、その漫画を読んでマージャンを覚えたものですわ。その漫画では、他のいろんな漫画からキャラを取ってきて(例えばブラックジャックとか)、そのキャラから連想される「打ち筋」をそのキャラクターに設定していたのです。ムーミンに似たキャラは、カバにも似ているということから「カバ鳴き」と呼ばれる意味のない鳴きばかりをするキャラとして設定されていたような気がします。うーん、あんまり覚えていないけど、まあよしとしましょう。

というわけで、私が連想したものは

「ギャンブラー自己中心派」

としまーす。なんかフィンランド関係にそのまま流れると思いきや、全く違う方向性になってしまった。フィンランドファンの皆様申し訳ございませぬ。

んで、次のバトンの引継ぎ手は....、私のブログの師匠「やっぱり物理が好き」のさとみさんにお願いしちゃおうかな♪さとみさん、よろしゅうお願いします。

あんたこの手のバトンをまわさないって言ってなかったっけ?えっと、今回は一人だけでよいので回すことにします←オイ

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友人来訪
2005年07月25日 (月) | 編集 |
今日、友人で共同研究者のN氏が来た。彼とはこの分野に私が入ってから長い付き合いで、論文を数本一緒に書かせていただいている。その彼を空港まで出迎えに向かう。市街から空港までは40分弱。すぐに空港にアプローチできるのがヨーロッパの空港のいいところ。これが成田級に遠かったら、そうそう迎えになど行っていられない。

バンター空港の待合室で待つ。プラハにいる時も何度も空港に迎えに行ったが、こういった時間はどきどきして楽しい。さあ、N氏がやって来た。お互い笑顔で見合って

「お久しぶり~」

と声を掛けて硬い握手。長旅どうもお疲れ様でした。といっても彼はイギリスの会議に参加していたので、ロンドンからのフライトで長時間フライトというわけでもない。だが、ロンドンは今厳戒態勢。移動中にいろいろ気疲れがあったようだ。次に彼が述べた事は

「いやー、出口がわからんかった」

である。そうなのか?と思ったが、事情を聞くと、入国も出国も同じ通路になっていることと、フィンランド語、スウェーデン語、英語の同時表記に気づかずに混乱したとのこと。それはそうだろう。スウェーデン語まで公用語だとは旅行者にはわかりにくいかもしれない。それで、3つの表記を一つの文章みたいに解釈して、よりわからなかったようだ。うーむ、これは盲点。次来る人には、その点を注意しておこう。

一度家に荷物をおいて、少し腹ごなしをしてから大学へ。メニューはスパゲッティーカルボナーラ。かなりの評価をいただきました。また、作りましょう。

大学に行ってから彼は明日のセミナーの準備とメールチェック。2時間ほど仕事をしてから、彼は家に帰ってバタンキューである。移動に継ぐ移動でかなり疲れたようだ。明日、彼のセミナーが終わったら、ねぎらいも含めて本格的フィンランド料理レストラン「Lappi」に連れて行こうと思う。私も初めてなので楽しみだ。

彼は、2週間弱滞在予定。この間に仕事を何とか一つまとめる予定である。そしてその後は、大きなイベントが控えておりまする。それは、またブログで報告します。

空港からの岐路、あれは何の建物なのかなど、いろいろN氏に質問された。それに満足に答えられなかったまーらいおんのランキングはこちら↓
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のんびりな1日
2005年07月24日 (日) | 編集 |
明日からうちにお客さんが来るので、今日は掃除をしていた。

散乱した本を整理し、机の上をきれいにして、たまった食器の洗い物を洗い、同じく洗濯物も一気に処理。それからお客さん用のベットメーク。シーツを出してきれいに整え、枕と掛け布団にもシーツをかぶせる。

あー、すっきりした。部屋がきれいになった...。今日は窓をあけて少し冷たい空気を部屋の中に入れて、傍らにコーヒーを置きつつ、愛機の Let's note で論文執筆。

こういうスタイル、日本にいる時に日曜日によくしていた。掃除して、窓を開けて明るい部屋の中で過ごす。外に出ることもいいけど、たまに家でのんびりするのも好きだ。こちらに来てから、今日は久しぶりにそんな日になった。

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カルチャーショック-フィンランド編-
2005年07月23日 (土) | 編集 |
4月にフィンランドに来て、6月にはチェコ滞在と慌しい3ヶ月だったが、ドイツ・チェコ滞在記も落ち着いたところで、少しヘルシンキ生活のことをまとめておこう。備忘録ってことで

以前、チェコでのカルチャーショック(パート1パート2)について書いたが、2年以上もたった今頃にまとめたので、来た当初に感じた驚きなどをだいぶ忘れてしまっていて、思い出すのに大変だった。フィンランド編も慣れて忘れる前にチェコと比較しつつ少し書き出しておこうと思う。しかし、チェコと共通する部分もあるので、そう言った部分は書いていない。多くのカルチャーショックはチェコで経験してしまったということか...。

■ほとんどの人が英語を話す

これは驚き。レベルの違いはあれど、英語を解さない人の方が少ないように思われる。今まで、完全に英語がわからなかった人は家の近くのキオスクにいたタコ八郎に似たおじさん一人である。チェコでは英語を話す人のほうが圧倒的に少ない。全く解さないということも少なくない。しかし、後者の方がその国の言葉を学ぼうという観点では有利なのは明らか。何せある程度は話せないと生活できないのだから。その点、フィンランドではフィンランド語を学ぶモチベーションはなかなか上がらない。でも全ての文字の情報はフィンランド語のことが多いしやっぱ必要は必要。なので少しずつ勉強中。スウェーデン語も公用語なので、そちらをやっても生活には役に立つと思われる。実際、綴りだけを見たなら、こちらの方が意味の推測がしやすい。

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ブレーメン観光2日目
2005年07月23日 (土) | 編集 |
ドイツ旅行記最終回です。

昨日のサウナ特急と観光の疲れでどっぷり寝てしまったまーらいおん。気がつくと同室のソラさんがいない。そういえば、朝からTさんとジョギングに行くと言っていたな....。同じ年齢ながらこの元気の違いはなんなのか。しかし、時計を見るともう朝食を食べないといけない時間である。彼らを待っていて朝食を食い逃す愚行を避けるべく、Hr. Nさんと共に朝食に向かった。朝食はバイキング形式でかなり豪華。繰り返すが、この値段で施設と朝食の量はお得と言わざるを得ない。しかし、昨日のねーちゃんが気に入らんので、ここでホテルの宣伝はしません←意地悪。

Hr. Nさんと朝ごはんをおいしく食べているとソラさん、Tさんが戻ってきた。随分と走りこんだようだ。というか聞いてみると道に迷ってしまったとのこと。慣れない土地で遠出をしてどちらがホテルの方向だか見失ったらしい。危うく、先進国ドイツのブレーメンで意味不明な生き別れになるところであった。

114_1448.jpg朝食もそこそこにブレーメン大学に向かった。今日はYさんの研究室を見学させてもらうことになっている。ホテルから大学まではバス、トラムを乗り継いで向かった。トラムの停留所ではMさんが迎えに来てくれていた。写真を撮りながら校舎に向かうポスドク軍団。特に私とソラさんはブログネタ用に撮りまくる。校舎内には研究室の紹介が書いてある。あ、素粒子の研究室もあるようだ。分野は現象論で私の専門とは異なるようだが。ソラさんの研究分野に関係する研究室もあるようだ。しばらくするとYさんが出迎えてくれた。ブレーメン大学に在籍するもう一人の日本人ポスドクと共に、研究室に向かう。


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メルヘン街道の終点 -ブレーメン観光記-
2005年07月21日 (木) | 編集 |
ドイツ旅行報告の続きです。前回までのストーリーは時系列順に

ヘルシンキからドイツへ
コブレンツからケルンへ
観戦!日本対ブラジル
ケルン観光
サウナ特急ケルン発ブレーメン行き

となっておりますので、そちらをご覧下さい。

ブレーメン到着後、電車の中ですっかりサウナ気分を味わった私とソラさんは、もうこの後町の中を動き回る気力はなかった。であるが、ブレーメン在住のYさんが町を案内してくれるという。これは動かねばなりますまいということで、気力を振り絞る二人。

まずは、あさっての鉄道のチケットの手配である。これは前もって、ドレスデン在住のTさんがドイツ鉄道のページで買っておいたのだが、少しトラブルがあって窓口に行かねばならなかった。ドイツ国鉄ではウェブページで乗る電車も決めてチケットを早めに買っておくとかなり安くなり、プリントアウトした紙がチケット代わりになるという便利なシステムがある。であるが、検察時にこの紙とともに購入者のクレジットカードも見せねばならないのである。購入者はTさんのなので、彼と一緒に行動すれば問題ないのだが、あさっては私の飛行機の都合で、私とソラさんだけが朝早い電車に乗らないと行けない。よって、その電子チケットを実際のチケットに変えることにした。そういって窓口に向かった Hr. N さんと T さんであったが、一向に戻ってこない...。心配で戻ってみると、窓口でまだ手続きをしているようだ。ずいぶん時間がかかっている。その証拠に、後ろに並んでいたドイツ人が係員に怒っている。しかし、怒っても順番が変わるわけではない。無事にチケット交換をしてもらった後に聞くと、係員がこちらの言うことを解さないとのこと。T さんらはドイツ語はできるのに、係員がシステムをわかっていないのかなんなのか...。ともあれ、無事にチケットを手に入れた我々は、さっきの怒っていたドイツ人から逃げるようにホテルのチェックインに向かった。

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チェコで買っとけ安い物
2005年07月20日 (水) | 編集 |
フィンランドは物価が高い、そしてチェコは物価が安い。それぞれの国で物価が違うのは仕方ありません。だって、チェコはその分給与が安いですし。だが、私は今フィンランドの給与でチェコにいる!ということで、プラハ滞在中いろいろ安いもの仕入れておきました。

1コルナ=約4円、1ユーロ=約30コルナです。

118_1868.jpgサンダル、250コルナ。この手のものがヘルシンキではちょっと高かったんですよね。探せばこれ程度のものはあったかもしれませんが。誰か情報求む。


118_1869.jpgチェコ伝統料理芋団子のもと(左)と米(右)。それぞれ、12コルナ、30コルナぐらい。芋団子は好きなんで買っておきました。最初から作ると結構面倒くさいみたい。米は買う必要もないんですが、昔食っていたのを思い出して買ってしまった。このSOSはチェコの日本人の間では有名なはず。


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ビールは地元で飲むのが一番うまいか?
2005年07月19日 (火) | 編集 |
チェコ滞在中はビールばっかで飲んでたのだが、ビールの味についてヘルシンキへ戻ってきて気づいたことがある。

一つは、やっぱチェコビールってうまいなあってこと。帰ってきてからこちらのレストランで、フィンランドビールやギネスを飲んだりしたんですが、やっぱチェコビールの方が味わい深いというか、とにかくおいしく感じる。

チェコビールはヘルシンキでも飲めるしスーパーでも手に入るので、毎日おいしいビールを飲むというのは可能だが、そう話は単純ではない気がする。ヘルシンキにはチェコビールを飲ませる店が何件かあり、何度かそこで飲んだことがある。うまいにはうまいけれども、今回のチェコ滞在や以前住んでいた時に飲んだ時と比べてなんとなく味が落ちるように感じるのだ。

新鮮さがないからというのはもちろんだろうが、その土地で飲むという雰囲気が味の感じ方に影響を与えていると私は思う。確かに昔ベトナムや香港を訪れて、そこで飲んだビールをうまいと感じ、日本で飲んでみたがいまいちだった経験がある。

だからビールは地元で飲むのがきっと一番うまいのだ。

地元フィンランドビールと比べてはどうか?チェコビールの方がやっぱうまいわな^^

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チェコの聖地ジープ山
2005年07月18日 (月) | 編集 |
118_1849.jpgテレジーン見学ですっかり気持ちが暗くなった我々は、次にチェコの聖地 Říp (ジープ)山に向かうことにした。ここはチェコ(多分特にボヘミアのこと)という国が最初に作られたという伝説がある聖地である。これが本当ならば是非とも行ってみたい。しかし、ソラさんの話を今ひとつ信じられないこと(そんな話はチェコ人同僚から聞いたこともなかった)と、時間的に余裕がない(夕方の飛行機でヘルシンキへ戻ることになっていた)ことから、ジープ山に寄るには少し渋ったのだが、最後のチェコの思い出がテレジーンではあんまりだというソラさんの熱意に負けて、我々は目的地へと一路向かうことに決めた。


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ランキングカテゴリー変更
2005年07月17日 (日) | 編集 |
突然ですが、ランキングのカテゴリーを「自然科学」から「地域情報ヨーロッパ」に変更しました。

これ前からずっと考えていたのですが、書いている内容が圧倒的にヘルシンキでの生活や旅行のことが多いので、こちらの方が適切かなと思い変更しました。

またこつこつ順位を上げていこうと思いますので、皆さんクリックよろしくお願いします。

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チェコのゲットー
2005年07月17日 (日) | 編集 |
チェコ滞在最終日はソラさんとドライブに出かけた。前回のモラビア世界遺産めぐりに続く、今回の我々のターゲットはチェコのゲットーのあったテレジーンという町である。テレジーンはプラハから車で1時間ほどにある小さな街だ。

私は午前中お土産などの買って、午後地下鉄A線の最終駅 Dejvická 駅で待ち合わせをした。70リットルのザックをしょって町をうろつく私の姿は、さぞバックパッカーぽかったことでしょう。私もこんな重いのしょいたくなかったけど、ホテルをチェックアウトする都合上仕方なし。

118_1811.jpgソラさんと合流後、プラハ中心部を抜け、高速道路をかっ飛ばしてテレジーンへ向かう。プラハの町並みを抜けしばらくすると風景は美しいボヘミア台地のものに変わる。我々の進む先にはドイツとの国境とにまたがる山々が見える。プラハから流れるブルタバ川はドイツに入ってエルベ川と名前を変え、あの山々と合わさってザクセンのスイスと呼ばれる風景美を織り成している。


118_1810.jpg途中、形のきれいな小高い山が見えた。ソラさんが言うには、あれはチェコの聖地であるという。その割りに近くの高速道路の出口には何のインフォメーションもない。半信半疑であったが、折角の機会であるしテレジーンの帰りに寄ってみることにした。


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オフ会 in Helsinki
2005年07月15日 (金) | 編集 |
昨日は、フィンランドのブログ仲間(と言っちゃって良いですかね?)であるヘルシンキャットの優雅な(?)生活の cawa-miu さんとお知り合いの M さんとでオフ会を行った。Mさんはブログ仲間ではないのだが、cawa-miu さんと同じラボでポスドクとして働いていらっしゃるということで、今回紹介していただいた。今回お二人といろいろお話させていただいて驚いたのは、M さんと私は同じグラントでフィンランドに滞在しているということだ。ここでグラントとは、海外で研究するためのお金のことであるが、私と M さんは日本のある学術関連組織の同じグラントに採用されてここにいるのである。ちなみに、このグラントあまり知られていないので通りやすいというのが私の理解だったのだが、近年だいぶ知られて来た様で少しずつ難しくなってきたようだ。M さんのお話では昔は2人応募者がいて2人採用とかいう状況だったようだ。ちなみに私の時は8人中2人採用である。

私と cawa-miu さんはこちらに来てまだ数ヶ月であるが、M さんは2年以上ヘルシンキに住んでいるベテランである。いろいろためになる情報も教えていただいた。実は、彼らのラボにはまだ何人か日本人研究者がいるとのことで、いつか紹介してもらえたらと思っている。Mさん情報では、物理科の校舎の隣である数学科にも私と同じポジションでここに来ている研究者がいるという。ほとんどいないと思った日本人研究者であるが、意外にも多くの人がフィンランドで頑張っているようだ。

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まーらいおん食日記-ドイツ・チェコ編-
2005年07月15日 (金) | 編集 |
ドイツ・チェコに滞在中に食べた料理写真集。レストランで撮っては笑われて...。そんな苦労して撮った写真集、とくとご覧あれ。

112_1220.jpgバイセンビール。酸味が特徴のビールです。


112_1223.jpg茹でジャガイモと野菜炒め。特に創意工夫は感じられないのですが、腹が減っていたのでうまかった。赤い粒々は多分胡椒の実。


113_1376.jpgライン川沿いのレストランで食べたピザ。


114_1440.jpgブレーメンで食べたいかにもドイツな料理。たれをつけて焼いた肉、付け合せには酢漬けキャベツとジャガイモ団子。しばらく食べていないと無性に食べたくなる。チェコ料理に侵された結果である。


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苺がうまい
2005年07月14日 (木) | 編集 |
フィンランドは今苺が旬です。プラハに行く前もあったのですが、どうもあれはロシア産だったようです。ロシア産の味はいまいちでしたorz。フィンランド産は正直かなりうまい。日本でもどこかでそういったうまいものが食えるのでしょうが、こちらでは市場で買ったものに大体はずれがないのがうれしい。冷蔵庫に冷やしておいて、デザートにするのが最高。通勤路途中にハカニエミ市場があるので、今日もそこで苺を購入。1リットルで3ユーロなり。木の葉パンさんのページにあるように、イチゴ狩りもあるようなので行ってみたいなあ。が、一人でイチゴ狩りは寂しいので行きませんorz。

市場に行くと、プラハに行く前にあった野菜などがいくつか無くなっています。白アスパラガスは6月終わりまで。さやいんげんもなくなったなあ。カブは出ていますが、だいぶ干乾びてきた感じで、前のように丸々太ったものはなくなってきたかな。大根はまだあります。キャベツも今が一番おいしいのかな。春先に買ったときには、硬くて味もいまいちでしたが、今はやわらかくて味もよいです。

野菜に関しては、日本ではあまりこういったことを意識していなかったのですが、こっちにくると気づくことが多いです。チェコでは冬になると、玉ねぎは小さいものばかりで、にんじんは異様に細く栄養不足気味なのばかりになります。海外から入ってくるものはこの限りではありませんが。フィンランドでも冬はそうなるのでしょうね。今のうちにいろいろ食っておかねばいけませんな。

ってか、こんなことばっか詳しくなっていくな...。

118_1880.jpgというわけで今日は市場で買ったかぶとじゃがいもの煮物です。


今日の一票をお願いいたしますm(_ _)m
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KELAカード入手(と music baton)
2005年07月13日 (水) | 編集 |
プラハから帰ってくると大量の郵便物が....。えっと、銀行の取引明細と日本からの小包の到着のお知らせ。郵便局に取りに行かないと。あっ、応募していた大学から手紙だ。これは直ぐに開けねば。結果は...

不採用。

いいんです。またの機会を待ちましょうヽ(`Д´)ノウワァァァン

さて、後の手紙はっと、あっ、KELAからお知らせが2つ来ている。

KELAとは、前にも書きましたが、日本で言う社会保険システムです。国が多分運営しているはず。病院に行ったときに、かかった費用の何割かは戻ってくるという日本でも馴染みのシステムですね。こちらでは、税金を払うことが基本的な条件なので、税金払っていない俺はもらえねぇだろうなあと思っていましたが、プラハに行く前に一応申し込んでみました。小さい封筒の中身を見ると、あ、カードが入っている。どうもゲットできたようだ。しかし、同封されている説明がフィン語かスウェーデン語なのでよくわからん。大きい封筒の中身は紙だけだが、同じ事情でやっぱよくわからん。今日、秘書さんに聞いてみると、単に確認の手紙なので気にしなくてよいとのこと。ともあれ、無事にゲットできたようである。これで、健康保険面は安心できそうだ。税金を払っていただいている皆さんに感謝しつつ研究に精進です。ありがとうございます。

日本からの小包は両親からです。頼んでいた本やCD、文房具カレーのルーなどが届きました。というわけで、これが最近買ったCDになるので、kirameki.snow-sugar.de の Fuku-nyan さんからお願いされていました music baton もやるっす。

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天国へ召されるチェココルナ
2005年07月12日 (火) | 編集 |
チェコの通貨単位は、チェココルナ。チェコ語で korun českých といいます。チェココルナは、1,2,5,10,20コルナ硬貨(50コルナ硬貨も少ないながらもあり)、50,100,200,500,1000,2000、5000コルナ紙幣からなります。これらチェココルナはいずれ無くなり、ユーロに変わる運命です。ではユーロの後、チェココルナはどこに行ってしまうのでしょうか?そうです、彼らは天に召されるのです。

硬貨たちは天に召され、天国の門の前までやってきました。門の前では、神様がいます。硬貨達は神様に尋ねました。

硬貨:「私たちは天国に入ることはできるでしょうか?」
神様:「ああ、もちろんだ。入るがいい」

続いて、1000,2000,5000コルナ紙幣が門の前までやってきました。彼らも同じ質問をします。
紙幣:「私たちは天国に入ることはできるでしょうか?」
神様:「いいや、できない」
紙幣:「なぜですか?」
神様:「あなたたちは、教会でみたことがない」

そうです。彼らは教会の寄付箱には決して見ることができない高額紙幣。残念ながら彼らは、天国へ入ることが許されませんでした。

チェコ人同僚の冗談でした。他の紙幣の運命はわかんねぇっす。ちなみに1コルナ=約4円です。

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Dobrý den から Hey へ -まーらいおんの帰宅-
2005年07月11日 (月) | 編集 |
夜の12時、ヘルシンキの自宅に到着した。プラハから2時間弱のフライトであった。午前中はお土産を買い、午後はソラさんとドライブ、そして空港に送ってもらい、ソラさんとのしばしの歓談の後ヘルシンキへと飛んだ。

チェックインでは

係員:「帰りのチケットかその先のチケットはありますか?」
ま:「いえ、私ヘルシンキに住んでいますし」
係員:「え?そうなんですか?IDカードか何かありますか?」

まあ、日本人がプラハからヘルシンキの片道切符は怪しいかもね。最初に日本のパスポートを見せたときも、ビザ無しでフィンランドいいんだっけ?みたいなこと言っていたし。結局ビザを見せて事なきを得た。そもそも私のフライトは Air Finland というフィンランド人しか使わないんじゃないかという航空会社なので、驚くのも無理もないのかもしれない。そして、

「Hey !」

飛行機に搭乗するときスチュワーデスに言われた一言。あ、そうだ、もうプラハを去るんだ。頭をフィンランドに切り替えなくてはいけない。Dobrý den から Hey へ...次はいつプラハに来られるかなあ...。飛行機のアナウンスも最初はフィンランド語、スウェーデン語のみ。最後までまさかそれだけではと不安に思ったが、英語のアナウンスもきちんとありました。

ヘルシンキには2時間ほどで到着。上からの眺めは、フィンランドが森と湖の国であることを実感させてくれる。さてさて、パスポートコントールでは、

係員:「プラハから来たの?」
ま:「ええ、そうですが」
係員:「何日フィンランドにいるのですか?」
ま:「ってか、フィンランド住んでるんですけど」
係員:「え?本当に?」

ビザを眺めて

係員:「+●▲*●?」
ま:「は?」
係員:「(英語で)フィンランド語できるの?」
ま:「わからないっす。今勉強中なんですわ」
係員:「そうかそうか、じゃね」

乗っている飛行機が、フィンエアーとかじゃなかったからですかね。フィンランドに住んでいる日本人って珍しくはないと思うのだが。ともあれ、フィンランドに戻ってきたなあ~。明日からまた頑張ろう!

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ちょっとした出会い
2005年07月09日 (土) | 編集 |
今日は午前中から、共同研究者に渡すための計算ノート作りである。計算途中ではあるがある程度目処がたったので、そこまでのノートを作って手渡しすることにした。共同研究者は今日まで開催中のプラハの会議のオーガナイザーをやっており、そこに行けば会えるはずである。また、今日はちょうど興味のあるトークがあったので、会議会場に向かうことにした。

会議会場はチェコ工科大学の近くにある大学所属のホテルである。聞きたいトークには少し遅れてしまい、途中からとはなったが30分ほど話を聞くことができた。トークの後、共同研究者にノートを渡して、少し議論しようとするも、彼はオーガナイザーなので忙しくとてもできそうにない。話もそこそこに残りの議論はメールでやり取りすることになった。

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チェコ人同僚のもてなし
2005年07月08日 (金) | 編集 |
今日は研究所滞在の最後の日である。土曜日も来るつもりであるが、皆は来ない。なので、お別れの挨拶を何人かと交わした。

118_1801.jpg夕方は昨日述べたように、同僚の家にお呼ばれされている。5時半ごろ同僚と一緒に家に向かった。家は研究所近くのパネラークと呼ばれる集合住宅の一つであった。彼らは結婚した当時にこのパネラークを借り受けたのだ。パネラークは共産時代に建てられた集合住宅ということもあって、そっけない作りに見える。であるが、近年壁は明るい色に塗り直されており、全部が全部暗いというわけではない。隣の部屋の声も聞こえると揶揄されたパネラークであるが、入ってみるとなかなか立派であり、そんな雰囲気はない。広さ的には多摩ニュータウンにあるような日本の集合住宅に勝っていると言える。また、彼の部屋は最上階の8階にあり(チェコでは1階が地上階で、8階を7階という)、非常に眺めがよい。高いところが好きなまーらいおんには満足なシチュエーションである。遠くにはプラハ城を望むことができる。


118_1802.jpg同僚の部屋からの眺め。遠くにプラハ城が見える。


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同僚の誘い
2005年07月07日 (木) | 編集 |
いよいよチェコ滞在も残り数日となった。今日は、共同研究のための計算をしていたが、思ったよりはかどらない。うーん、プラハを去る前にある程度目処はつけたいのだが。そんな悶々とした気分の中、仲の良い同僚 Pavel と昼飯に行った。

少々話が脱線するが、この Pavel に呼びかける時、チェコ語ではそのまま名前を言うのではなくて、少し格変化させないといけない。彼の場合は「Pavle」となる。もはや別の名前である。

我々は、研究所付属の学食に向かった。この学食、値段は60円とかなり安いのだが、たまにとんでもなくまずい。今日も例に漏れずいまいちの味であった。その昼飯の会話の中、 Pavel は私を夕食に招待したいと申し出てくれた。とても喜ばしいことである。もちろん二つ返事でOKした。彼には赤ちゃん誕生のプレゼントをあげたので、そのお返しなのだろう。

そういえば、私が昔チェコにいた時、彼ら夫妻を夕食に招待したことがある。もちろん私は日本食を振舞った。メニューはひじき、切干大根、チラシ寿司、刺身などである。外国人が刺身を食べるかどうかは我々日本人にとってはとても興味深い。実際、それを食べた時の彼らの気難しい顔は忘れることができない。彼らの表情は、うまいと言う訳でもなく、まずいと言う訳でもないといった感情をよく表していた。そんな中でもとりわけ評価が高かったのはチラシ寿司である。彼らは酢漬けキャベツなどで酢に慣れているせいか、おいしいおいしいと言って食べてくれた。他のチェコ人にもチラシ寿司を振舞ったが、同様の意見であった。

明日、彼らがどんなチェコ料理を振舞ってくれるかとても楽しみだ。

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サウナ特急ケルン発ブレーメン行き
2005年07月06日 (水) | 編集 |
昨日の続きです。

Hr. Nさん、Tさんの車両と私とソラさんの車両は1両ほどはさんで離れていた。お互い無事に席に座って、ブレーメンまで3時間の旅である。ソラさんは私に窓側を譲ってくれた。いえーい、ラッキー、これで車窓が楽しめると思ったのだが、これが後の悲劇を招くことになる。車両はケルンの町を抜け出し、車窓はすぐに田園風景に変わった。

我々のコンパートメントには、おばちゃん一人、おばあちゃん一人と我々二人である。向かいにいるおばちゃんは、仕事の電話なのかかなり長い間しゃべっている。正直うるさい。それを察したか隣のおばあちゃんが一喝。

「ここは、オフィスじゃないのよ!」

で平静に戻る。さあ、これで落ち着いてセミナーの準備をしながら車窓を楽しめるというものだ。
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ケルン観光
2005年07月05日 (火) | 編集 |
ドイツ報告の続きです。

サッカーの行われた次の日は皆でケルン観光、そしてブレーメンへの移動である。昨晩遅くまで飲んでいた疲れもあって、朝食の時間ぎりぎりまで寝てしまった。

113_1371s.jpg朝食後、まず、ケルン観光のメインであるケルン大聖堂に向かう。前にも述べたが、ひたすらにでかい。カメラに収まりきらないのだ。教会にはよくあるのだが、塔の上のほうへ登ることができる。これだけでかい教会だ。さぞ眺めも良いことであろう。我々は2ユーロを支払って景観を楽しむことにした。しかし、普段の運動不足がたたって上につく頃にはぜぇぜぇである。ソラさん、Tさんはそれほど疲れていないようだ。Hr.Nさん、疲れましたよね、ほんと。


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少しセンチメンタル
2005年07月04日 (月) | 編集 |
今日は、こちらの共同研究者と議論。昨年9月にやった仕事の続きをやろうという訳である。基本となる話を私がして、仕事の方針を話し合っていた。共用のサロンで議論をしていたのだが、途中見知った顔が...

ま:「おお!Jan!お久しぶり!」
Jan:「まーらいおん!久しぶりだな!」

Janさんは、先週までフランスにいたのでまだ私とは会っていなかったのだ。彼も Vojtech と共に私のことをよく気にかけてくれる人の一人だ。年は一回りも違うが、とても仲良くしてもらっている。私がフィンランドにポジションを取ったときも、すごく喜んでくれたのだ。

思い出話もそこそこに、彼も議論に加わった。彼の質問は的確で質問される側の私にもとてもためになる。共同研究者との仕事とは別に、彼とは私が話した話題について別の日に議論を行うことになった。

議論も終わり一息ついていると、Vojtech がやってきた。彼は明日から休暇に入り、来週の月曜日まで来ないので、もう私に会えないということでお別れの挨拶に来たのだ。彼は、休暇中は彼の別荘があるシュマバ山にいるという。

Vojtech:「まーらいおん、残りの日程も楽しんでな。」
ま:「ああ、ありがとう。そちらも休暇を楽しんで。」
Vojtech:「いいか、まーらいおん。もし何か進路で障害があったら、俺のことを思い出せよ。俺はお前の成功をいつも願っているから。」

彼の一言はいつも私を勇気付けてくれる。チェコにいたときもそうだし今もそうだ。

Vojtech:「そうそう、いつもメールありがとう。お前からのメールはいつも楽しみにしているから、またヘルシンキから近況を教えてくれよな。」

そして彼は帰っていった。

7時半からはボスに招待されていた劇に向かった。その劇は旧市街ある「ツェレトナー劇場」で行われた。劇はチェコ語であるが、英語字幕もあると言うことなのだが....字幕の切り替えが早すぎてついていけない。それでもなんとか話の内容はつかんだ。しかし、詳細はいまいちつかめなかった。残念。

劇の後は、少し市街を見て回ろうと旧市街広場に向かう。しかし、何か物足りない感じがする。前なら、ここから電話して仲の良かったT氏やFH氏を呼んで飯でも食いに行ったのだが、彼らは今日本だ。もちろんプラハには他に仲の良い友人が何人かいるが、特に苦楽を共にしたのはこの二人だったのだ。今、T氏は博士課程の学生として、FH氏は研究所のポスドクとして頑張っている。私もフィンランドにポストを得た。そう、みんな変わらずにはいられないのだ。結局手持ち無沙汰のままムゼウム駅から地下鉄で帰った。7月1日から地下鉄のチケットは12コルナから20コルナに値上がりした。プラハもEU加盟後少しずつ変わっていっているように思う。また来た時には、町も変わっているだろうし、知っている人も何人か去っていっているだろう。少し寂しくせつない気持ちになる。だから今を大事にしたいと願わずにはいられないのだ。

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世界遺産ハンターまーらいおんII
2005年07月03日 (日) | 編集 |
日曜日はチェコの空のソラさんとともに、モラビア地方の世界遺産めぐりに行った。モラビアとはチェコの東側の地方のことである。ちなみにプラハを含む地域はボヘミアと呼ばれている。世界遺産ハンターまーらいおんの今回のターゲットは、「kroměříž(クロムニェジーシュ)の城と庭園」と「Olomouc(オロモウツ)の三位一体像」である。

116_1628s.jpgブルノ近辺で給油中に撮影。モラビアの田園風景。


116_1637s.jpgブルノからクロムニェジーシュへ行く途中の風景。キリストの像が多く見られるが、これはこの地方へのキリスト教の浸透を表している。


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観戦!日本対ブラジル
2005年07月02日 (土) | 編集 |
ドイツ報告の続きです。

112_1290s.jpg飯の後はいよいよサッカー観戦。Hr.Nさんら4人で会場に向かう。試合会場に向かう我々が乗ったトラムはブラジル人が圧倒的に多かった。黄色いユニフォームばっか。青いユニフォームはかなり目立つはずなのだが、会場に向かうときはそれほど見かけなかった。トラム乗車中はブラジル人の兄ちゃんとメンチの切合いである。


ブラジル人(?):「ブラジール!」
ま:「ジャパーン!」

負けへんどオラ!


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