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海外脱落組のお気楽物理学者
ブルノ散策
2005年07月01日 (金) | 編集 |
昨日は非常に疲れたので、チェックアウトの朝9時までに起きれるか不安だったが、割と早く早く目が覚めた。というのも宿泊したマサリク大学のホテルは、天井窓になっていてカーテンが薄かったため、明るさで自然に目が覚めたのだ。良いシステムな気もするが、もう少し寝ていたいというのも正直なところ。

115_1539s.jpg宿泊先だったマサリク大学付属のホテル。



115_1550s.jpgさて、今日はブルノ観光である。昨日教授に少し案内してもらったが、旧市街の一部だけだったので、今日はもう少しいろいろ回るつもりだ。が、ガイドブックも何も持ってきていないので、まずは旧市庁舎にあるインフォメーシションでブルノの観光地図をゲット。旧市庁舎の側の広場では市場が開かれていた。色とりどりの野菜や果物が売られている。地元のモラビア産イチゴも売られていて非常においしそう。しかし、売っている単位がでかかったので、購入するのは後回しにした。結局買わないことになるのだが、こういうときは思い立ったら買うのが吉だと思う。その時も半分分かっていたのだが...。



115_1555s.jpg市場を後にして、ブルノのシンボルの一つであるPetrov教会に向かう。2つの塔が目印のゴシック様式の大きな教会だ。中ではオルガンの練習が行われて良い感じの雰囲気。少し耳を傾けてから次の観光名所であるシュテルンベルク城に向かう。


115_1575s.jpg高台に建つこの城からは、ブルノ全体を見回すことができる。城の見学ツアーもあるが、あまり城の中身に興味ない私は城の塔だけ登って景観を楽しむことにした(城の中を見てあまり感銘を受けたことないんですよねー汗)。塔からは、遠くに見えるバラックと呼ばれる共産時代に建てられた集合住宅、町の中にある(多分)セントラルヒーティングシステムのプラント、そして旧市街、Petrov教会と歴史の新旧の街の様子を一度に見回すことができる。プラハでも旧市庁舎塔やプラハ城のビート教会の塔からの眺めについて同じことを感じることができる。


115_1582s.jpg城の塔からの眺め。


116_1609s.jpg城を後にして、次は世界遺産のトゥーゲンハート邸に向かう。途中、マサリク大学の本部やヤナーチェク音楽院を通り過ぎる。城から徒歩で20分ぐらいでトゥーゲンハート邸に到着。内部を見学するには実は予約が必要なのだが、予約無しに見学する事はできるだろうか...。ソラさんらも予約無しで以前ここを訪問したのだが、見学できなかったとのこと。邸宅の中を覗き見ると、見学ツアーは11時からであると表示してある。現在11時15分。次のツアーの時間の表示は出ていない。やっぱ駄目なのかなあ。表の看板にも予約が必要と書いてある。駄目もとで玄関のベルを鳴らしてみる。すると係員が出てきた。


ま:「予約がないんですけど、見学は可能ですか?」
係員:「今11時のツアーが始まってしまったけど、途中から合流することができるわよ。もう半分ぐらいツアーは終わってしまっているけどそれでも良い?」
ま:「うーん。えっと、次のツアーは何時ですか?」
係員:「次は1時からなの。それにする?」
ま:「あ、じゃあ、予約をお願いします。」
係員:「2時間ほど間が空くけど、市内観光するには十分じゃないわよ。2時のツアーもあるけどどうする?」

チェコ人のわりにかなり気がきいている^^

ま:「もう市内は見ちゃったんで、その辺で昼飯食って1時ぐらいに来ますわ。」
係員:「そ、わかったわ。」

あっさり予約完了。しかし、2時間弱の時間は飯だけではつぶせない。そういえば、さっき床屋があったな...。髪が長くなってうざかったので、床屋に行くことにした。チェコの床屋は非常に安いので、滞在中にどうせ行くつもりだったのだ。

ま:「Dobry den !(今日は)髪切って下さいな。」

あ、なんかびっくりした顔している。そりゃそうだ。日本で言えば田舎町の床屋に外人がやってきたようなものだ。

床屋のおばちゃん:「じゃあ、そこで待っていて。」

5分ぐらいで前の人が終わってすぐに私の番。

ま:「短めで、(耳に)沿って切って下さいな。」
お:「あなたチェコ語できるの?」
ま:「うーん、ほんの少し。あんまりできないけどね。」

と答えたのがまずかった。このおばちゃん、私アジアンに興味を示したらしくいろいろ聞いてくる。周りのおばちゃんも

「この人日本人だって!」

と驚き顔だ。

おばちゃん:「日本人がこのお店に来たのは初めてよ!」

まー、そりゃそうでしょうなあ。旧市街から離れた10平米四方の小さな床屋だ。こんなところに日本人は来ないでしょう。それから、どこに住んでいるだとか、何をしているだとか、両親はいるのかだとかいろいろ聞いてきた。答えれるものは答えたが、全部は無理。自己評価で40パーセントぐらいは理解できたかな~。おばちゃんがゆっくりはっきり話してくれたからだと思いますが。あー、もっと練習が必要だわ。髪を切っている間は質問攻めで、時間はあっという間に経ってしまった。床屋代は60コルナ。約2ユーロなり。安い。

床屋を後にして、レストランでランチ(鳥のフライとジャガイモ、レタスのサラダドレッシング無し風)とビール。全部で70コルナ。2ユーロちょっと。こちらに来てからビールを欠かしていない様な気がする。

時間も頃合だったので、レストランを後にしてトゥーゲンハート邸に向かう。受付には4,5人の人が待っていた。ベルを鳴らして入場。見学ツアーは80コルナなり。

係員:「あなたはどこから来たの?」
ま:「え?」
係員:「統計を集めているの。」
ま:「あ、そうなんですか。えっと、今はフィンランドに住んでいます。もちろん出身は日本ですけど。」
係員:「あ、じゃあ日本語できるわよね」

そりゃそうだ。それとも俺は日本人に見えなかったのかorz。

係員:「日本語の解説があるの。ツアーの前に渡すわね。」

おお、すごい。たくさん日本人が来ているんだろうなあ。

ツアーは主にチェコ語で解説を受けながら家の中を見学するというもの。たまに英語での説明もしてくれる。トゥーゲンハート邸は、1930年トゥーゲンハート夫妻が、ドイツの建築家ミースに依頼して作ってもらったものである。1930年という時代を考えるに、これほど近代的で機能美にあふれた建築物を作ったというのに非常に驚かされる。非常に広いリビング、採光性の高い大きな南向きの窓、そして家の前に広がるブルノ旧市街の眺めと美しい庭。まさしく近代建築の傑作であるとうなづかされる。しかし、この家も世界大戦でナチスに占領され、そして戦争の後は共産政権に没収されて苦難の歴史を歩んだようだ。にも関わらず保存状態はかなりよい。少しずつ修復しているとのころで、もうすぐ床の改装も予定しているようだ。面白いのは、トゥーゲンハート夫妻はこの家を非常に気に入っていたのだが、子供たちは好きではなかったらしく、近くのおじいちゃんの家に入り浸っていたとのこと。子供には斬新過ぎたのかもしれない。

116_1612s.jpgトゥーゲンハート邸内部。


充実したツアーの後、市街に戻りバスでプラハへ戻った。バスに乗ってすぐに雨が降り始めた。非常にタイミングが良くバスに乗れたようだ。セミナーや議論、そして観光と非常に充実した楽しい滞在であった。また、いつか来たいなあ(来ると教授に約束したでしょうが~)。

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コメント
この記事へのコメント
チェコ語でそんなに話せるのかぁ……すごいな。
それにしても市場の写真が綺麗ですね~
建物もいいし、天気も良さそうだし。

[追記] リンク先変更してくださいね~(^-^
新URLは、このへんに(↓)いれてあります。
2005/07/02(土) 18:24:26 | URL | さとみ #J8UEsLu2[ 編集]
さとみさん、

ごめんなさい、きのうへろへろになって帰ってきたので、リンク先の更新できませんでした。今更新いたしました。

チェコ語は意外に覚えていたのですが、もっと勉強しないとなあと痛感しております。そうすればもっと楽しく会話できたんでしょうしね。
2005/07/02(土) 20:36:15 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
どもども、すいません。
別にせかしたんじゃないんですが、
ただ、URLの欄に新URLが入ってるのに気づいてるかなー?
と思って確認のために追記したのでした。

語学センスがあるんですな。
現地の人といろいろおしゃべりしようとするタイプの人って、
外国語を習得しやすいですよね~
さすがバックパッカー。
2005/07/04(月) 22:49:14 | URL | さとみ #J8UEsLu2[ 編集]
■さとみさん、

私よりチェコ語がうまい日本人はいっぱいいるんで、恥ずかしくてできるなんて言えないんですが、もう少しうまくなってみたいなあと思いますね。地元にいないとその言葉はなかなかうまくならないというのも事実なような気がします。
2005/07/05(火) 00:41:59 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
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