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海外に10年在住後帰国。2020年に男の子のたーくんを養子に迎えました。子育てと普段の生活を面白おかしくつづります。
フィンランドの郵便事情 suomen posti
2005年09月07日 (水) | 編集 |
以前、ヨーロッパの文房具は使い物にならんという話をしましたが、それを気の毒に思ってくれた日本の友達Fumiさんがレポートパッドを送ってくれました。持つべきものは友達です。しかも、EMSで送ってくれました。EMSとは国際速達便です。3日ぐらいあれば日本から届きます。しかも、EMSのよいところは、今どこまで配達されているか追跡できるところです。さすがといいたい所ですが、ここフィンランドではあんまりEMSの意味がありません。その理由は

そういった郵便物は自分で郵便局に取りに行かないといけないからです。

封筒のようにポストに入れれば、それで済むものであってさえも郵便局に取りに行く必要があります。このため、夜に家に帰ってきてからその知らせを受け取って、早くても次の日に郵便局で受け取ることになります。1日のロスをすることはEMSというサービスにとって決定的な痛手に思えるのですが、その辺どう思っているのよ、おまいら?

小包ならポストに入らないので、自分で取りに行かないといけないというのはまだわかります。ここで「まだ」と言っている意味は、それさえも私には不満だという意味です。日本ではデフォルトで家まで配達するし、留守であってさえも再配達してくれますよね。ここでははなから配達しないばかりか、配達を頼むと別料金を取られます。だからお金をかけたくない人は自分で取りに行く必要があります。海外では当たり前の事情のようですが、納得できないっすねー。でも、仕方ありません。ここは日本ではありませんから。改めて日本のサービスってすげえなあと思う今日この頃です。チェコではちゃんと配達してくれたけど、この点、フィンランドはチェコにも劣..以下略。

話が大きくそれましたが、友達の送ってくれた文房具の話ですね。上記の事情から、私は郵便局に取りに行きたくなかったので、大学に送ってもらいました。大学なら問題なく受け取る人がいつもいるし、大学の荷物を大学関係者全員が郵便局に取りにも行かないので、荷物は基本的に宛先本人来るようになっています。つまり直接私のところに来るはずです。ウェブページで追跡するとヘルシンキに届いているようですよ。しかし

ん?通関保留、理由不明?

ってなってますよ。って

なんじゃこりゃー!

なんでノートが通関できんのじゃ!意味が分かりません。確認した次の日に、郵便局からメッセージを受け取るも

フィン語オンリー

わかんねー。すべての書類がフィン語かスウェーデン語だよ、この国は。当たり前だけどさ。仕方ないので、学生に聞いてみると、

食べ物に税金がかかっているみたいよ

とのこと。そういえば、友人が、空いたスペースに食べ物を入れてくれると言っていたなあ。うーん、これが仇になったのか....。とりあえず、郵便局に電話をしなくてはならないようだ。電話をすると、係員には幸い英語が通じる。

ま:「郵便局から漏れの荷物について書類を受け取ったんだが、漏れはどうすりゃいいのよ?」
係員:「今、あなたの荷物は空港近くの郵便局にあります。こちらに取りに来られるか、駅近くの中央郵便局でお受け取りになれます」

空港なんて行くだけで3ユーロ近くかかるのに取りに行っていられネー。

ま:「じゃあ、駅前の中央郵便局に送って下さい」
係員:「2,3日後にまた書類が届きますから、それを持って中央郵便局に行って下さい」

また、2,3日かかるのかよ....。空港のあるバンター市はヘルシンキ市の隣やんか。もうEMSの意味はほとんどないし。別にあわててないけど、

金を払った分だけの速さがなくてEMSと言えるのか?

払ったのは友人ですけど。3日以内に着かなかったら料金払い戻しして欲しいですわ。かくして今週中、もしくは来週の頭には荷物受け取れそうです。日本から送ってもらって1週間以上かかって何がEMSなのよ...。食べ物が入っていたのがいけなかったのはもちろんなのだが、ここの郵便システム信用デキネー。これからは、UPSとか宅急便にしてもらうかとオモタヨ。

あ、ちなみにこちらの郵便局って民営化されているらしいです。競争社会でない土地で民営化やるとサービスに欠けるってことになりますね、全く。

さて、ランキングの方は昨日手を抜いたのがてきめんで、5位まで転落。上位ははるか上となってまいりました。千里の道も一歩から。というわけで、時間のある時にクリックを。
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コメント
この記事へのコメント
日本はどうなるの?
まーらいおんさんの話から察すると、今日本で話題の郵政民営化は大丈夫なのと、不安になりますね。
まあフィンランドの場合、もともと日本と同程度のサービスを期待してはいけないですが・・・
2005/09/08(木) 03:37:13 | URL | lapintie #-[ 編集]
日本は宅急便との激しい競争があるので、民営化されてもサービスは落とせないのではないかなと思います。フィンランドで一番問題なのは、競争原理が働かないことではないでしょうか。うーむ。もうサービスについては...以下略
2005/09/08(木) 05:04:50 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
大変ですね;;
フィンランド、タクシーは◎でも 郵便事情は
悪いのですね。ルーマニアも局にとりにいく@当然です!笑

イタリアも・・・
税関がストライキして EMSにいれた「和菓子」
賞味期限ぎりぎりで着たことを思い出しました。

やっぱり日本って素晴らしい!笑
2005/09/08(木) 08:22:41 | URL | go2rumania #-[ 編集]
フィンランドの郵便事情の件では、
よく失敗をしています・・・。

重さによってはEMSのほうが安かったりするので、
EMSで送ってしまったり、(で、取りに行かせたり…)

お酒を送っちゃいけないって知らなくて、
知り合いのおひなさまに、甘酒を送っちゃったり(でも見逃された)

いくら以上から税金がかかる(それも受け取るほうが払う)と
知らなかったり・・・・。

送るほうも知っておかなきゃいけないこと、
いっぱいありますよね。

でも、EMSがいまどこにあるのか、
追っかけるのは好きです(笑)
2005/09/08(木) 09:13:49 | URL | hiyohiyo #FgWThkZM[ 編集]
マジで・・・?!
「小さな親切・・・」を自ら体現した、しのです。(^^;
どうも、ご迷惑をおかけして・・・。

いや~、なかなか配達完了通知メールが来ないのでどうなったのかな~と思ってたところでしたが・・・。よもや、そんな事態に発展していたとは・・・。(--;

で気になったので調べてみたのですが、
http://www.post.japanpost.jp/service/intel_service/ko_johken/59/59b.htm
贈り物(食料品含む)は価格5,000フィンランド・マルク以内なら無税だそうですので、たぶん大丈夫かと思います・・・(少なくとも日本側の見解では・・・)。(そんなに高価なモノは送っていないのでご心配なく・・・)

しかし、同じく日本側見解では
*************************
送達条件(国際スピード郵便)
7. 配達方法
 (1) あて所への配達……行う。
*************************
とある・・・。なんか日本側見解が信用できなくなってきました。orz
2005/09/08(木) 14:18:10 | URL | しの #NL852uQM[ 編集]
UPS
も結構信用なりませんょ。
余裕で場所間違えるし、時間通りにはこないし、うちのアパートには大きい荷物が来たときのための大きなBOXが用意されてるのに、そちらをチェックしようともしないし。
もうだめですょ、アメリカも。サービスで日本に敵う国なんてないんじゃないでしょうか。
日本を離れると、色々なところのサービスがきになるますが、郷にいらずんば郷に従えってことで、目をつぶりましょう・・・
でも、最近こういう事件が多すぎですので、友達のCaseStudyも含めて本でもつくろうかと思ったりしてます(笑
2005/09/08(木) 15:38:32 | URL | 大空 響樹 #-[ 編集]
まーらいおんさん。お腹立ちごもっとも。
配達のない国もありますねえ。
その国の人あてだと、私書箱を何人もで共有とかで、
本人が受け取れたかどうかさえもわからない。
在住日本人の場合は大使館あてとかですね。
そこいくと、日本の郵便ってありがたいですねえ。
郵政。今のままでどこがダメなのか、
いくら聞いても、よくわかりません(^^ゞオバカサン?。
2005/09/08(木) 19:39:22 | URL | たまりんど #-[ 編集]
確かにフィンランドで民営化してもあまり意味がない
ような(笑)。
私はフィンランドの郵便局が苦手です。一度日本から送って
もらって、追加税を取られました。いや、私も悪いのですが。
でも、以前住んでたイギリスではそういう問題がなかったもので。
こういう話、よく聞きます・・・
この国とってもチェックが厳しいですよね~。
2005/09/08(木) 21:13:04 | URL | chickpea #sSHoJftA[ 編集]
■go2romaniaさん、

同じくルーマニア人の同僚にもそう言われました。「家にいなかったら、荷物受け取れないでしょ?」って。おまいらには、再配達の概念がないのかと言いそうになりましたが、ここは日本ではないので止めました(笑)。

■hiyohiyoさん、

うーむ、これからは食べ物を送ってもらうのは考え物です。チェコではほとんどノーチェックだったんだけどなあ。パソコン盗られたという話は聞きましたが...。どちらもいたい国だな~笑
税金払うことになったらいくらか報告します。

■しのさん、

そういうわけで、受け取りのお礼のメールが書けませんでした(笑)。ブログ上にて申し訳ないっす。EMSは自宅まで配達といいつつも、全部の国に逐一確認はしていないって事ですよね。もしくは、契約後に制度が変わったとかそんな感じでしょうか。いまはしのさんを信じて払わないで祈ります。そして100ユーるぐらい取られたら、もう郵便局ツカワネー。

■大空さん、

UPSも駄目なのかよorz.残るはFEDEXですか?DHLですか?しかし、日本のサービスってすばらしいなあ。こっちの人間には時間別配達していなんてサービス、頭にさえ浮かばないんだろうなあ。casestudyの本を作るときは声を掛けてください。チェコ版とフィンランド版で貢献します笑

■たまりんどさん、

中央郵便局は荷物が端っこの方においてあって、係員に受け取り表みせて自分で持っていくようです。なんかちょっと怖いよなあ~。一応センサーはあるみたいなので、それを解除しないと持っていけないみたいですけど。民営化はわかりにくいですよね。単純には、郵便局員が無駄に多いんで減らしましょってことですよね。そこから小さな政府を作るあしがかかりにしようと。それすら難航中のようですが...。どうなるんでしょうね~。

■chickpeaさん、

チェコでもあんまりチェックしてないようだったんですよ。だから、こちらも大丈夫かなと思ったらそんなことなかった。杓子定規に仕事するのは構わんが、融通きかさんかい!って感じですよね。追加税を払わないことを祈りたいです。しのさんのメモを持って郵便局に行こう。って、マルッカって昔の単位じゃあ~!
2005/09/08(木) 22:14:14 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
ドイツのEMS事情
こちらは数年前から、小包の配送を DHL という民間会社に委託されるようになりました。 そのため、EMS もドイツ国内に入ってからは DHL が受け持っています。

民営化前はやはりサービスが悪かった(サービスは存在しなかった?)のですが、今では日本から最短3営業日で着いてます。 しかも、不在だったら電話で頼めば無料で再配達してくれますし、平日は夜8時まで、土曜日も日中は持ってきてくれるようになりました。
フィンランドも少しは民営化に期待できる?

けど、やはり確実なのは仕事場宛に送ってもらうことですね。(^^;
可能な限りリスクは減らすという方向で。
2005/09/09(金) 07:03:51 | URL | ふくにゃん #-[ 編集]
おおう!さすがは Deucheland !というかDHLというべきでしょうね。チェコでもDHLはありましたが、やっぱ速くてよいですね。フィンランドは民営化されてどれくらいったんでしょう。わかりませんが、これ以上のサービス向上は望めそうにありません。チェコでいろいろ経験しましたが、これにはかなり愕然とさせてもらいました。
2005/09/09(金) 17:55:15 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
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