
シントラの町を見終わり、駅前でロカ岬へ行くバスを待つ。ほぼ1時間おきの運行だ。しばらく待っていると若い日本人の夫婦がやって来た。彼らもロカ岬に行くみたいだ。
ま:「今日は、ロカ岬に行かれるんですか?」
夫婦:「あ、今日は。はい、そうです。」
話をしてみると、彼らは夫婦で会社を辞めて欧州を旅して回っているらしい。どこから来たのかなどと会話をしていると、ロカ岬へ行くバスがやって来た。バスは日本人3人と7.8人の外国人観光客を乗せてロカ岬へ出発した。
夫婦:「そちらは、いつまでこちらにおられんですか?」
ま:「あさってには帰るんですよね。と言っても、フィンランドで働いているので、そちらに帰る予定です。」
夫婦:「へー、いいですねえ。私も海外で働いてみたいんですけどね。どうですか?海外の生活は?」
ロカ岬まで40分、のんびりとした田舎道をバスに揺られながら、そんな楽しい会話を続けた。夫婦は人当たりがよくてとても話しやすい人たちだった。
さぁっと、バスの前の視界が開けると、岬特有の高い木の生えてない荒涼とした台地が見えてきた。そしてバスはロカ岬のバス停に到着。
夫婦:「では、また後のバスでお会いしましょう。」
そう言って彼らはまずは観光案内所に入っていった。
バス停の前には白い壁とオレンジ色の屋根の観光案内所、少し先に小さいお土産屋兼レストランがある。それと灯台だ。

ロカ岬は観光案内所の先にあった。

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到着した岬にあるものは石の塔。

そして私はこの塔のメッセージが見たかったのだ。

「ここに地終わり海始まる」
沢木耕太郎の「深夜特急」を読んだ人なら、より感慨深いものがあるのではないだろうか。この小説の主人公の最終目的地がここロカ岬なのだ。かく言う私もそれを読んでずっと来たいと思っていた一人である。
次のバスが来るまで1時間。じっくりユーラシア大陸の最西端を堪能しよう。





1時間後バスは来たときより少し多目の観光客を乗せて、シントラとは岬を挟んで反対側のカスカイスへと向けて出発した。行きに一緒になった日本人夫婦とはカスカイスで別れた。彼らは、明日の夜行でマドリッドに向かうのだそうだ。
ま、夫婦:「よい旅を!」
カスカイスはリスボンから程近いリゾート地。たくさんの人が海水浴を楽しんでいた。

泳ぎたい気持ちを抑えつつ、私は次の目的地のエヴォラに向かった。
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ま:「今日は、ロカ岬に行かれるんですか?」
夫婦:「あ、今日は。はい、そうです。」
話をしてみると、彼らは夫婦で会社を辞めて欧州を旅して回っているらしい。どこから来たのかなどと会話をしていると、ロカ岬へ行くバスがやって来た。バスは日本人3人と7.8人の外国人観光客を乗せてロカ岬へ出発した。
夫婦:「そちらは、いつまでこちらにおられんですか?」
ま:「あさってには帰るんですよね。と言っても、フィンランドで働いているので、そちらに帰る予定です。」
夫婦:「へー、いいですねえ。私も海外で働いてみたいんですけどね。どうですか?海外の生活は?」
ロカ岬まで40分、のんびりとした田舎道をバスに揺られながら、そんな楽しい会話を続けた。夫婦は人当たりがよくてとても話しやすい人たちだった。
さぁっと、バスの前の視界が開けると、岬特有の高い木の生えてない荒涼とした台地が見えてきた。そしてバスはロカ岬のバス停に到着。
夫婦:「では、また後のバスでお会いしましょう。」
そう言って彼らはまずは観光案内所に入っていった。
バス停の前には白い壁とオレンジ色の屋根の観光案内所、少し先に小さいお土産屋兼レストランがある。それと灯台だ。

ロカ岬は観光案内所の先にあった。


到着した岬にあるものは石の塔。

そして私はこの塔のメッセージが見たかったのだ。

「ここに地終わり海始まる」
沢木耕太郎の「深夜特急」を読んだ人なら、より感慨深いものがあるのではないだろうか。この小説の主人公の最終目的地がここロカ岬なのだ。かく言う私もそれを読んでずっと来たいと思っていた一人である。
次のバスが来るまで1時間。じっくりユーラシア大陸の最西端を堪能しよう。





1時間後バスは来たときより少し多目の観光客を乗せて、シントラとは岬を挟んで反対側のカスカイスへと向けて出発した。行きに一緒になった日本人夫婦とはカスカイスで別れた。彼らは、明日の夜行でマドリッドに向かうのだそうだ。
ま、夫婦:「よい旅を!」
カスカイスはリスボンから程近いリゾート地。たくさんの人が海水浴を楽しんでいた。

泳ぎたい気持ちを抑えつつ、私は次の目的地のエヴォラに向かった。
