海外脱落組のお気楽物理学者
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アルメニアへ行こう~5
2006年09月23日 (土) | 編集 |
マテナダラン見学の後は、フランス人研究者と虐殺博物館なるものに行きました

虐殺博物館といっても、どこぞかにあるような拷問博物館とかみたいな類ではなく、アルメニアの歴史に深く関係した博物館です

オスマントルコ帝国時代、アルメニア人はトルコ領内に多く住んでいました。しかしながら、オスマン帝国はこれらアルメニア人に迫害を加えたとされています。1度目は19世紀末に、2度目は20世紀初頭のアルメニア人の強制移住に伴うものです。特に、2度目の迫害には多くの犠牲者が出て、これを組織的・計画的殺害とみなすグループつまりアルメニア側からは「虐殺」と名づけられ、あくまで移住に伴う(疲労や怪我、病気による)犠牲であると解釈する現在のトルコは虐殺ではないと主張しています。この見解の違いから、現在でもこの両国家の国境が接しているにもかかわらず国交は開かれていません

どちらが真実なのかは未だに論争中なんだそうです。ポイントは強制移住という名の虐殺指令だったのかどうかってことみたいですが、はっきりしないみたいです。それゆえに、ナチスのユダヤ人虐殺、日本軍による南京大虐殺と呼ばれるものと違って、それほど知られていないのかもしれません

そんなわけで、虐殺と捉えているアルメニアにはこのような博物館があるわけです

で、その博物館へと向かったわけですが....


わかりにくい!


フランス人のおっさんとどこにあるのか右往左往

道を聞いてみても英語が通じない場合が圧倒的に多く、ガイドブックを見せながら身振り手振りで道を教えてもらいます

なんとか到着したその場所がここであります

99101458.jpg 99101460.jpg


内部の写真は禁止ということなんで、概観だけとなっております。入場は無料で英語、フランス語、ドイツ語のガイドがつきます(おいら達のときはなぜかフランス語)(自分で自由に見ても構わない)

中の展示物は、犠牲者の写真、実際に犠牲者がなくなっている様子、それを模写した絵など....広島の原爆博物館に似た雰囲気でしょうか....。かなりくらーい雰囲気です

これらの資料を見ると本当に虐殺なんではないかと見えます。実際に、1次、2次の迫害で100万人だかといわれるアルメニア人が亡くなったので「強制移住とかで死んでしまったんだから仕方ない」と(現トルコ政府が)言い訳するには苦しい気がします

少なくとも、欧州はアルメニアには同情的らしく、責任を迫る欧州にトルコが態度を硬化させているという現状みたいです。

でも確かにEUに入りたいと主張しているトルコはこの件についてなんらかの決定をしなければならないとおいらは思います

トルコ領内には、アルメニア人が聖なる山とあがめるアララト山があります。アルメニア人はどのような気持ちでこの山をいつも眺めているのでしょうか

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コメント
この記事へのコメント
たびたびお邪魔してすみません。
トルコでのアルメニア人大虐殺、フランスの議会では数年前に「その事実があった!」という事をやっと承認しました。そして毎年4月24日の「1915年アルメニア人大虐殺追悼記念日」(この日は世界中でいろいろな式典が行われます。)に一番近い日曜日にParisのノートルダム寺院で大きな追悼ミサが行われます。もう何年になるのか、私もアルメニア人に混じってミサの中のソロパートを歌ってます。(外国人は私ひとりですが。)
アララト山に対するアルメニア人の想いは相当なものがあります。日本人の富士山に対する想いと比べてどうなのかしら。誰かが「アララト山がトルコにあるのは、日本人にとって富士山が北朝鮮に持っていかれたようなもの。」と言ってましたが。
私も、すでにここしばらくアルメニアには行って無く、当分は行く予定もありません。今度行ったら、私もカラバフ、そしてグルジアに行ってみたい。(でも、まずはマテナダラン?)
2006/09/23(土) 18:13:25 | URL | chie_miko #-[ 編集]
■chie_mikoさん、

それは知りませんでした(びっくり)。情報どうもありがとうございました(ぺこ)。フランスにはアルメニア移民が多いと聞いたことがあるんですが、そういう背景もあるんでしょうかね(まじ)
アララト山のアルメニア人の思いも初めて知りました。現状、あそこをアルメニア領にすることは出来ないでしょうが、自由に行き来できるようになればいいのにと思います。それも難しいのでしょうね(しょぼ)

残りの報告もお楽しみにです(ういんく)
2006/09/24(日) 05:17:13 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
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