海外脱落組のお気楽物理学者
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後少しでした
2007年07月12日 (木) | 編集 |
以前ポーランドのポジションに応募したという記事を書きましたが、今日その返事が来ました(まじ)

結果は不採用と言うことでした(しょぼ)

それはそれで残念なのですが、ショートリスト(最終候補)の3人には残っていたそうです(ぐらさん)

後、一歩であったか(いかり)

ともあれ次の応募を頑張りたいと思います(ぐらさん)

以下の記事は会議の備忘録(まじ)

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(ほし)Andrei Linde - Inflation and string theory landscape

出だしから私にはきつそうな話題でありました(げー)。あらすじは、インフレーションシナリオは大方うまくいっているけど、anisotropyなどの問題がある。それはランドスケープインフレーションという模型を解決できるというイントロであったが、その後の話は理解できず_| ̄|○。よって割愛(いかり)(ぉ

(ほし)Ulos Seljak - Cosmological constraints on fundamental patameters

Cosmology に現われる様々な基本パラメータの実験からの制限についてレビューを行っていた。具体的には、WMAPなどによる宇宙背景放射、Galaxy cluster、重力レンズ効果の測定、ダークマター、ダークエナジー、臨界密度、ニュートリノの質量、インフレーション模型のパラメーターの制限など。この手の話は何度聞いても忘れてしまうのだ(ひょえ)

(ほし)David Wark - Neutrino oscillation, past, present and future

ニュートリノ物理の最近の現状についてのレビュー。太陽ニュートリノや大気ニュートリノなどについてのレビューとスーパーカミオカンデなど実験に関するお話。自分の出身大学の先生がこれの専門だったので、何度聞いたかわからない話ではあるが、やはり自分でやってないので詳細はすぐに忘れる罠(ひょえ)。LSNDの実験って結局信用されているのかいないのか未だ分からん(核爆)

(ほし)Graham Ross - Neutrinos and the origin of fermion mass structure

マヨラナニュートリノを含むレプトンとクオークの質量行列をにらんでそれらの対称性、更には実験データを考察して、質量やmixing angle などについての知見を得ましょうって話。7,8年前ぐらいに同じ話をどこかで聞いたような気がします(ぉ

(ほし)Giorgio Matthiae - High energy cosmic rays

宇宙から降り注ぐ高エネルギー宇宙線の観測の話。日本では山梨にあるAGASAという観測施設が有名ですが、この話ではアルゼンチンにあるAUGERという巨大な観測所がメインであって。AGASAではGZK cutoffに反する実験データが出ているが、AUGERでは今のところ consistentであるようだ。しかし、この手の実験の目的をもう少しイントロで話して欲しかった。皆には既知なのかもしれんが、なんでそれをやるのか説明無しに実験説明に入られると「?」と思っている間に話が過ぎてしまう罠(まじ)

(ほし)Stephen Hawking - The measure of the Universe

ぶっちゃけよくわからなかったので割愛(ひょえ)

(ほし)Jim Hough - The search for gravitational waves

重力波観測に関するレビュー。一般相対性理論は重力波を予言しているがとても弱い波であることから観測されたという事実はいまだ聞かれない。という訳で、世界のいろいろな場所で観測施設が作られ日々努力がされているのであるが、日本ではTAMA300 とかいう観測施設があるのだそうだ。初耳だぜい(むふ)。このTAMAってもしかして「多摩」のことですかい?(あれ)。東京と言っていたしそうなのかも。レビューでは、今どの程度の波長と振幅ならば観測できるというグラフを見せていてくれたと思うのだが(自信なし)、ちっともぴんと来ない。それをsensitivityという言葉一言で置き換えられて話されているので最初は何のことがさっぱりですた(はず)

(ほし)George Efstathion - The search for promodal tensor modes

何を測ろうとしているのか私にはさっぱり・・・。説明もなく実験データの説明に入られたので、聞くのを断念(あせ)

(ほし)Henry Tye - Brane inflation, an update

Brane inflation は弦理論からインフレーション模型を作れるということで盛んに研究されているようです(私はあまり知りません)。これはそれのレビュートークでした。

(ほし)Chris Pope - Kac-Moody symmetries in supergravity and M-theory

このトークの時間帯は本来、Kachru いう人がmeta-stable vacuum in supersymmetry という話をする予定だったのですが、ドタキャン。この話は今研究しているので、聞いておきたかったのだけどなあ(あせ)。偉い人はたまにこのドタキャンをやりますが、私が経験したのは昨年のパリのPlanck06のLisa Randall。一般向けの本を書いたせいか、メディア相手で大変なんですかい(あせ)? Arkani-Hamedに至っては彼女の猫が病気になったから、行けなくなったとかいう話があるそうで(あせ)(真偽の程は不明)

んで、代わりのトークの内容ですが、D=11 supergravity をD=2 supergravityにdimensional redusction すると Kac-Moody symmetryが現われるそうで(どこに現われるかは失念)。E6 などの例外群が現われたりするってことですが、最近例外群をやっているので、ちょっと興味あるな~。が、多数の数式に惑わされて、話が頭に入らず(かなし)

(ほし)Dam Son - Gauge/gravity duality and heavy ion collisions

最近、AdS/QCD というsupergravityを使った有限温度、密度のQCDの解析がはやっていますが、このトークはそれのレビューでした。

(ほし)Steve Giddings - Black hall in high energy collisions

Large extra dimensionsやwarped extra dimensionなどの模型はプランクスケールがTeVスケールになるかもと示唆しているわけですが、これは来年動き始めるスイスの加速器実験施設(Large Hadron Collider(LHC))などでブラックホールが直接作れる、そして観測できることを意味します。そして観測されるならどのように見えるかというのがこのトークの内容です。ブラックホールは直接見えるわけではないので、そこから生み出された粒子がどのように観測されるか、そしてそのベースになる模型は何かと言うのがトークの主な主題でした。

(ほし)Hiranya Peiris - Phenomenology of D-brane inflation with general speed of sound

こちらも Brane inflation 模型について。KKLTと呼ばれる模型を元に解析を行っていました。普通のインフレーションとは異なってslow rollingではないそうな。その結果どうなるのかまでは私は分かりませんでした(むふ)

(ほし)Raymond Volkas - SM on a domain wall brane

多次元理論で標準模型が動的にどう埋め込まれるのかというお話。4次元以上の時空間に我々の住んでいる4次元がどう埋め込まれるのかは、ある程度わかっているのですが、重力や標準模型を埋め込んできちんと模型を作りましたというのがこのトークの主張。埋め込みで問題になるのはゲージ場と重力をどう4次元に閉じ込めるかという点ですが、ゲージ場は余剰次元方向で重くして、重力はRS IIメカニズムと同じ方法で閉じ込めていました。重力の閉じ込めは過去に自分の仕事で苦労したのですが、ここではとてもあっさりと模型を作っていたので、この点は驚きですた。

(ほし)Petja Salmi - FT approach to the formation of junctions of cosmic string
Abelian Higgs model で cosmic string の reconnection などの様子を数値的に解きましたという話。計算は大変だったと思うが、面白い話ではなかった。だから何?と言いますか・・・。

(ほし)Renata Kallosh - Testing string theory by CMB

Stringと宇宙論のお話。Andrei Linde の話につながる点が多分大いにあると思うが、Landscape、KKLTなどのキーワード以外あまり理解できなかったので、割愛(げー)

(ほし)Vadim Kaplunovsky - Metastable SUSY breaking in a cooling universe

はやりのmeta-stable vacuumのお話。お話のポイントはEarly universeがmeta-stableを選ぶのかrun-away vacuumを選ぶのかということらしい。結論はmeta-stableでもよいということが、この手の話はもう少しきちんと勉強して理解したいところ。

(ほし)Ron Horgan - Lattice QCD

Lattice QCDについてのレビュー。最近のLatticeって標準模型も埋め込めるのか、Lattice計算によるCKM行列のパラメータの値などを見せてくれていた。うーん、勉強不足でした(あせ)

(ほし)Nakada Tatsuya -

Flavour physics についてのレビュー。結論は、LHCで新粒子が見つかればそれでいいが、それが直接見つからないにしても、低崩壊確率のプロセスを見れば新しい物理は見えるというもの。過去にも B->μγ崩壊などのプロセスをSUSYで考えるとエンハンスされるなど議論されてきましたが、未だ見えておらず。LHCであれば見えるのかしらん。ハドロンコライダーでこの手の解析はとても大変だとは思いますが(あせ)

(ほし)John Ellis - Beyond the SM at the LHC

標準模型を超えた物理がLHCでどう見えるかということに関しての包括的なレビュー。EllisはSUSY大好きってことなので、SUSY主体のレビューが多かったかな。どのモデルでどの程度よく見えるかなどをグラフを使ってわかりやすく説明していたと思います。ただ、OHPをめくる速度が私には速過ぎましたな(げー)

(ほし)Sergio Ferarra - Black hall atractors in extended supergravity

Extended supergrvityでのブラックホール解についてのトーク。そのブラックホール解に特徴があるようなのですが、イマイチわかりませんでした。Scalar potentialが最大値になる点で、Einstein 方程式を解くとかなんとか・・・。とにかくあまり理解できずに残念(あせ)

(ほし)Chris Pope - Lorentz violation and Finsler geometry

Kachruの代わりにトークした人ですが、本来はこのトークだけの予定でした。トークの主題はLorentz symmetryとCPT symmetryをmodifyした理論を作ろうというものです。これらの対称性は実験からの制限がきついのでmodifyはなかなか難しいところ。彼らの話はCohen-Glashowの作ったSIM(2)と言う対称性がベースになっていて、それとtranslation symmetryを入れてISIM(2)というのを作り、さらにそれをcurved spaceのものにmodifyし、DISIM(2)と言う代数を作り上げていました。更に、particle actionやKlein-Gordonラグランジアンについても論じていました。

(ほし)Ian Jack - Renormalization of N=1/2 supersymmetry

Non-anticommutative supersymmetric field theoryの繰り込み可能性について調べたというお話です。彼は昔からこういう細かい計算が好きな人で、こういった類の仕事は私も好きだったりします。今回は、彼を初めて生で拝見しました。この仕事の結論は、N=1/2 supersymmetryはextra-termを入れない限り実現されないということでした。まぁ、この理論hermiticityがないとか変な理論ですしねえ(あせ)

(ほし)Damien Easson - Cycling branes in warped throats

これもブレーン宇宙論だと思いますが、分らなかったので割愛(ひょえ)

(ほし)LHC: Machine and experiments, Status and Prospects

この会議はcosmologyに焦点を当てているせいか、これから旬になろうと言うLHCの話があまり多くありませんが、これはその数少ない話の一つ。実はLHCは2007年後半から稼動予定だったのですが、今年3月27日に起こった爆発事故のために、2008年スタート延期を余儀なくされました。遅れを取り戻そうというのか、かなり細かいスケジュールが立っているようです。

2008年5月 Beam comning start
2008年7月 14TeVのCMEで初衝突予定
2008年終わりまでに10^{32}cm/sのルミノシティーを稼ぐ

などとなっているようですが、まずは標準模型のクロスチェックなど、新しい物理発見までは時間がかかると思われますので、それまでにいろんな模型の解析を進めましょう(むふ)

(ほし)Buchmuller - Baryogenesis 40 years later

Baryon数生成のシナリオのレビューでした。宇宙は反バリオン数に対してバリオン数が圧倒的に多く、なぜこの非対称性が起こっているかを説明する模型が多数提案されています。レビューはSakharovの3条件から始まり、Sphaleron process、Electroweak baryogenesis、Affleck-Dine baryogenesi、Thermal leptogenesisなどと歴史順に紹介されていました。これもきちんと勉強したい事柄なんですがなかなか時間がなくて(あせ)

(ほし)Mirjam Cvetic - SM with intersecting D-brane

CveticのいるPennsylvaniaのグループは、ここは最近ストリングからの標準模型の導出で様々な努力を重ねています(他にはミュンヘン、スペインのグループがやっている)。弦理論を6次元分コンパクト化して、ブレーンの交差でもってマターを出すと言うのが大筋ですが、模型の構築にかなりの不定性(多様性)が出てしまうことやMajorana massが出ないなどの問題がまだ残っています。そこで、彼らはもっとしばりのきつい超対称標準模型の構築に力を注いでいるようです。これによって多様性は減るようですが、Majorana massの問題はまだ残ります。この解決にはD-instanton backgroundを考慮すれば良いというのが、彼らの最近の進展です。ついでに、μ-termもうまく出せるとかなんとか。しかし、どうD-instantonが効くかはよくわからなかったのお(あせ)

(ほし)Bo Heng - Amplitudes of field theory

ファインマンダイアグラムを使わない不変振幅の計算の提案です。ここ数年Cachazo、Witten、Fengなどがこのテーマをやっているようですが、すごいところはループダイアグラム(多点関数?)のた仕上げが一気にできること?計算はかなり簡単化されるのでしょうが、いまいちそのすごさは理解できませんでした。下地はできたようなので、これからQCDの計算などに入るといった段階と言っていたと思う。これも勉強してみたいテーマですなあ(ぐらさん)

(ほし)Gerard 't Hooft - Emergent quantum mechanis and emergent symmetries

ノーベル物理賞学者tHooftのトークですが、ちっともわからなかったので割愛(核爆)

コメント
この記事へのコメント
今回は残念でしたね。
その分、良い事きっと待ち受けてますよ!
2007/07/12(木) 10:32:28 | URL | MIK #-[ 編集]
■MIKさん、

励ましありがとうございます(ぺこ)
そうだ!きっと7月中にいいことがあるはずだ(いかり)(ぉ
2007/07/13(金) 03:32:21 | URL | まーらいおん #aIcUnOeo[ 編集]
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